全ては行政書士の資格を取得からブログ:07-1-2012

一週間位前のこと…
お子さんと散歩から帰る途中、
横断歩道を渡っている時に
お子さんの手からどんぐりが落ちました。

2歳になったばかりのお子さんはたどたどしい発音ながら
「拾ってちょうだい」と訴えます。

渡りかけた歩道を戻り、
どんぐりを拾おうとかがみましたが、
もう一人いるお子さんを胸に抱きかかえながらでは
上手くいきません。

いったんつかんだのも束の間、
どんぐりはぼくの手のからも転がり落ち、
道路へ戻って行きました。

そのうち歩行者用の信号は点滅しはじめ、
拾っている余裕はありません。

「行くわよ」
お子さんの手を引いて歩道を渡り切ろうとしました。

しかし、
お子さんはどんぐりを諦めきれず、
横断歩道の真ん中に座り込んで泣き始めました。

帰宅ラッシュが始まろうとしている夕方、
道路は車でいっぱいです。

台車
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ポケットの中から、
先ほど一緒に拾った他のどんぐりを見せましたが、
お子さんは「道路に落ちた、あのどんぐりがいい」と言わんばかりに
泣きじゃくります。

でも、信号は待ってくれません。
帰路を急ぐ車の列は今にも動き出しそうです。
もう時間切れ。
お子さんに付き合っている暇はありません。

仕方なく、泣き叫ぶお子さんを無理やり小脇に抱え、
横断歩道を渡り終えました。
信号がパッと変わって車の波が押し寄せ、
どんぐりは彼方に消えていきました。

「これで安全」と安堵したぼくのうでの中で、
お子さんは目からポロポロ涙を流して泣いていました。
そして「どんぐり、どんぐり」と繰り返します。

その晩、結局どんぐりを拾いに戻らなかったことを思い、
ぼくの胸は痛みました。

大人の目には他と同じに見えたどんぐりが、
お子さんにとってはかけがえのない1個だったのでしょう。
楽しい時間を共にした友人みたいな存在だったのかもしれません。

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2012年1月7日 | コメントは受け付けていません。 |

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